フライフィッシングを始めて1年経ちました。周りの友人にもフライフィッシングをやっていることを知られてきて、「どう?面白い?」と聞かれることも増えました。でもいつもフライフィッシングの楽しさをきちんと言葉にできていなくて、モヤモヤするので、これを機会に振り返りながら、少し整理してみようと思って書いています。あくまで個人の勝手な感想です。好きなものを自分なりの言葉にしておきたいというだけですので、これを拡散したいとかそういうこともありません。お手柔らかにお願いいたしますmmまた、さらに二年目を終える一年後にこれがどう変わっているのかも楽しみにしたいと思います。前提としてこの一年のフライフィッシング活動としては、月2回の週末のどこかで遠征。平日は5〜7時でオイカワ・タイイング・動画作り・ブログ執筆しつつ、仕事や家の隙間時間に勉強や思考、つぶやきをひたすらしていました。ここからは、そんな人が思う戯言としてお読みください。All photos taken by Taro Koyama半分はRPGフライフィッシングを始めてから、日々ひたすら情報収集していることに気がつきました。次の釣行場所の魚を釣るために、どんな装備で、どんなタックルで、どんなシステムで、どんなフライで挑めば、釣る確率を少しでも上げられるか、効率的な兆候ができるか。それを考えるために、日々ググる。分かりやすい情報もあれば、ヒントみたいなちょい出し情報もある。Twitterの皆さんにもたくさん教えていただきました。それら情報源から集めた粒度が一見バラバラな情報をもとに、今回はこれをやってみようと整理して、準備して、練習して、挑む。そんなことを繰り返していました。ふと、何かに似てるなぁと思って気づいたのは、RPG要素があるなということ。僕は昔からドラクエとかFFとかRPGが大好きなのです。新しい街の住民に話を聞き、装備を整え、レベルを上げ、ダンジョンに挑み、カラクリを解いて、ボスと戦う。このRPGのような「簡単にはクリアできない仕組み」や、「多少なりとも難しい方がやりがいがあって楽しい」が、フライフィッシングにもに一部通じるなぁと感じています。でも大きく違うところは、2つ。スライムがいない一つは、スライムみたいな誰でも超簡単に倒せるような相手がなかなかいないこと。極論の極論、管釣りをスライムだとしたとしても、スライムの次=渓流はいきなりレベルが上がること。笑なので、だんだん進むうちにレベルが上がり、時たまレベル上げが必要になるのではなく、早々にレベル上げを求められる感じがあります。ここでレッスンないし、師匠みたいな人がいると早いですよね。独学でやるのもよいですが、時間がかかるし、正しい努力が分からないし、何よりこの先に膨大な冒険があると考えると、できるだけ最初のレベル上げは、有識者に引き上げてもらうのがよいなと思っている次第です。ちなみに僕は独学でしたw で、SNSで知り合った方々にたくさん教えてもうことができて、どうにか続けています。本当にアカウント作って良かったなと。一番自分を褒めたいことです笑装備がたくさんいるもう一つは、最初からそれなりに装備を整えることがあること。布の服と棍棒だけではなくて、胴のつるぎ・革の盾・革の鎧・革の帽子・革の靴くらいは求められること。アイテムのクオリティはさておき、所持金がある程度ものを言います。でも、この二つさえ理解してしまえば、本当に楽しい大冒険が待っている。限りあるフィールドがたくさんある、オープンワールドな世界です。難しい・お金がかかる、というイメージだけが先行するのは、ちょっと悲しいところもあります。もちろん、それがフィルターとなって、今の治安があるのかもな、とも思います。半分はスポーツ釣りが好きと言うと、キャンプと同じようなアウトドアアクティビティで、のんびり竿を出して釣れるまでボーっとする印象があるようです。やりたいと言われた時に、そういう空想を描いていた人が結構いました。もちろんそういう釣りもあるはず(僕はフライ以外やったことない)ですが、フライフィッシングは全然違うなと、やればやるほど思います。なので、なんとなく誘わないように濁してしまう笑僕の場合は渓流ドライがメインです。毎回8〜12時間も釣り上がるのは登山や沢登りの要素もあるし、極度に集中力を使うし、自然のリスクはあるし、最後は個々のスキル次第だし、釣り終わると毎回反省だし、次のパフォーマンス向上に向けて努力する。これは立派なスポーツだなと。もちろん、そこまでガチじゃなくても全然いいと思います。自分のペースで入渓し、お昼も料理して、早いうちに退渓して、温泉入って帰る、なんてのも最高だと思います。僕は都内に住んでいて、たまにしか釣りにいけないからこそ、行った日にはとことん釣りたいという気持ちになっています。もっと上手くなりたいですし。だから、上記のような釣り方になってしまっていて、その場合、スポーツとして捉える方が自然な気がしている、というだけです。半分は行かなくても楽しいこれは本当に画期的だと思います笑釣りに行かなくても、キャスティングやタイイングで楽しめるなんて。僕のフライフィッシングの中での関心は、現在は釣りです。でも、その釣りの精度を上げるために平日からタイイングやキャス練ができて、それがまた楽しいってすごいことです。以前僕はバックカントリースキーに傾倒していたのですが、当日以外にやれることは天気をにらめっこするのと前日にギアを磨くくらいです。(天気は今もでした笑)だからと言って、スキーよりフライフィッシングの方が楽しいというつもりは全くありませんが、フライフィッシングは平日も忙しい笑今シーズンは、釣行前に焦ってタイイングし、キャス練をする感じでした。なので、オフシーズンはキャス練とタイイングも計画して、と言いますか、余裕を持って取り組んでみたいなと思っています。半分癒しスポーツのように感じる一方で、耳と目に癒し効果もあるのがフライフィッシング。耳について言えば、川や山の中を一日いることで、ホワイトノイズを浴び続けています。ホワイトノイズとは、簡単にいうと、 テレビの砂嵐のような「サーッ」「シーッ」「ゴーッ」のような雑音を指します。ホワイトノイズには様々な利点があって、集中力向上、リラックス効果、安眠効果です。それを一日聴いているというのは、すごく良いことだと思います。目は言わずもがな、山、森、林、木々、川、水といった自然による保養。常に癒されながら行うアクティビティ、行くたびにすごいよなと感動しています笑半分コレクションとスタイルリール、ロッド、沼です…笑沼すぎます…笑最初の頃は、カーボンだかグラスだかバンブーだか、ミディアムだかファストだか、スローだかファストだか、ナナハンだかショートだか、よくわからない…リールに関してもそう。1917年のハーディーがめちゃくちゃ高いし、かといって新品のもの高いし、ビンテージっぽいもの、ハイテクぽいもの…。機能おんなじじゃないの?何が違うの?一個ずつあれば楽しめるんじゃないかしらと本気で思っていましたし、いまだに沢山持たなくても全然楽しめるアクティビティだと思います。でも知識がつけばつくほど、新しい発見がありますよね。よく知らん謎のロッドが実は個人ビルダーのいい竿だと分かるようになったり、アクションの違いが実体験として分かるようになったり。この前は、大して情報のないロッドの画像を拡大してこのサイズと形はもしかするとあのシリーズのロッドじゃないか。でも番手の記載がないということは、ブランクだけ買って個人が組み上げたのかな?でもそれにしてはスレッド周りの処理が綺麗。いやいや、もしかしたらあのシリーズのプロトタイプ品か?とか1人ですごく盛り上がってました笑モットーとしては使わないロッドは保有しない。使ってもらえる人の手に渡って欲しいと思っているので、買ってみてあんまりしっくりこなかったり、そもそも使う機会がほとんどない場合は、手放すことにしています。その資金はまた別のギアへと形を変えていくのですが…笑そして、そうしたコレクションがある意味、自分のスタイルとして現れてくるのもとても面白いです。ロッドやリールに限らず、ウェアや帽子、ベスト、シューズ。どんなスタイルで自分は釣りたいのか、それを表現するものとしてもフライフィッシングは進化していると思っていて、そこも沼です。半分出会いこれは僕にとってすごい大きなことでした。周りにフライをやっている人がいない中で始めたので、暗中模索。教えてくれる人はいましたが、ルアーが専門なのでフライのことを聞くのもなんか申し訳ない。ひたすらKindle Unlimitedで無料になっているFlyfisherMagazineを読み漁り、中古本で面白そうな本を買い漁りました。そんな中で、SNSで情報発信している人いないかなと始めたTwitterと Instagram。ここで出会って親しくしてくださる方々には本当に感謝の念しかありません。フライフィッシングの知識だけでなく、実釣までご一緒していただいて、本当に楽しくて、フライフィッシング沼が加速しました。笑一部の方には、フライフィッシングの変態と呼んでいただいて、この上ない褒め言葉です。ありがとうございます。笑合計300%どれも甲乙つけ難い素晴らしさがあって、トータル300%で楽しいのがフライフィッシングです。笑2年目は1年目の何これ初めて!体験に負けないような、さらに充実した年にしたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。